コントロールを磨く練習方法 ソフトボール ピッチング完全制覇セット 増淵まり子

ピッチングのコントロールを磨く練習方法

ソフトボールのピッチャーでコントロールが悪い、安定しないという悩みは多いと思います。

 

実際、東京五輪で北京大会以来、日本に再び金メダルをもたらした、今大会で日本の守護神となった後藤投手も昨シーズンまでコントロールが不安定だったそうです。

 

同じコースに2球続けて投げようとすると、2球目が甘く入ることが多くあったといいます。

 

 

その為、普段の投球練習から人を立たせてストライクゾーンぎりぎりに投げ込むことに意識してコントロールを磨く練習を取り組んだとのこと。

 

その甲斐あってか、後藤投手は決勝まで5試合中4試合にすべてリリーフで登板し、決勝のアメリカ戦でも6回まで無失点に抑える好投でした。

 

特にインコースに「ズバッ」と投げ込むピッチングが印象的で、このような強気な攻めができるのもコントロールが良くなり、安定して狙ったところにコントロール良く投げられるようになったからでしょう。

 

 

このことからも、コントロールは大きな武器になるといえます。

 

そこで、一人でできる狙ったところに投げられるコントロールを磨く練習方法を紹介します。

 

やり方は、キャッチャーの位置にネットを置き、目標物にタオルなどをかけて、そこを狙って投げるようにします。
これを10回1セットとして繰り返します。

 

 

自宅で行うなら壁に印を付けて行ってもいいでしょう。これを10回1セットとして3セット程度繰り返します。

 

慣れてきたら目標物のタオルの位置を変えながら行うようにします。

 

自分で「5球連続で目標物に当たるまで続ける」といったルールを決めるなどして行えば、緊張のあるピッチング練習になると思います。

 

 

ただし、基本の投げ方を確実に身につけたうえで行うことが大切です。

 

基本をしっかりやって土台を作り、そこに技術を積み重ねていくのですから、土台がダメだと全部がダメになってしまうからです。

 

オリンピックで活躍したピッチャーの投げ方をビデオやDVDなどの映像で見ることは、今のご時世において効果的な上達法の一つだと思います。

 

コントロールが良くなる腕の回し方へ